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主にONE PIECE(ルナミ)の小説を書いています。不定期更新ですので、いつ更新されるかわかりません・・;
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ルフィ:「何だここ!」


ナミ:「一体どうしたっていうのよ・・・」


ロビン:「見たことない島ね」


ウソップ:「みんな聞いてくれ!島に入ってはいけない病が・・・」


サンジ:「・・・ナミさん。これは一体・・・」


ナミ:「わからない。気候も安定してるけど・・・・」


ロビン:「偉大なる航路グランドラインではなさそうね」


ウソップ:「そ・・それは本当か?!ロビン」


ロビン:「はっきりとは言えないわ。ただ・・・」


兵士C:「侵入者発見!!船首には羊があり、カーヴェル造り、三角帆使用の船尾中央打法式キャラヴェルだと思われます!」


兵士B:「この世界のものではないですね」


ルフィ:「おい見ろよ!人だ!!」


ゾロ:「あいつら銃持ってるぞ」


ナミ:「のんきなこと言ってんじゃないわよ!」


チョッパー:「おれたちどうなるんだ?」


ルフィ:「おーい!お前らー!!」


ナミ:「何やってんのよあんた!!」


兵士B:「話しかけてきたぞ!危険人物だ!」


兵士C:「攻撃をしかけてくるつもりだ!!」


兵士A:「見ろ!見たことないもん持ってるぞ!」


軍曹A:「到着が遅くなった!侵入者というのはあいつらか?」


兵士B:「あいつら危険人物です!ただちに排除を」


ルフィ:「ここはどこなんだー?」


兵士C:「ひぃぃぃぃぃぃ!」


ルフィ:「おれたち迷っちまってよ!教えてくんねぇかー?」


兵士A:「何をわけのわからない事を!!」


ナミ:「ねぇー!ここは偉大なる航路グランドラインなの?」


軍曹A:「グランド・・?そんなものここには存在しない!!」


ロビン:「言葉は通じるようね」


ウソップ:「ここには存在しないって・・・」


軍曹A:「砲撃用意!」


軍曹B:「威嚇だけだ!むやみに船を打つなよ!!」


ウソップ:「どーなってるんだよ!ここ!!」


ナミ:「話が通じる相手ではなさそうね。とにかく逃げるのよ!帆を張って!」


兵士A:「大玉用意できました!」


軍曹A:「よーし!放てー!!」


ウソップ:「ぎゃー!砲撃が来るぞー!もうダメだァァ!」


ゾロ:「何だあの玉!でかいぞ!」


ナミ:「でかいってレベルの話じゃないわよ!避けきれないっ!!」


チョッパー:「どうすんだー?!」


ロビン:「このままじゃ直撃ね」


ルフィ:「おれが撥ね返してやる!」


ナミ:「いくらあんたでも撥ね返せるわけないでしょ!」


ゾロ:「おいっ!来るぞ!!」


ウソップ:「ここまでかァ・・・」


サンジ:「ナミサンやロビンちゃんはオレが死んでも守る!!」



???:「相変わらずでかいのがお好きだね。亜嬬迷国あじゅめいこくのみなさん」


サンジ:「砲弾が・・止まった・・・?」


ウソップ:「助かったのか・・・?」


ナミ:「みんな見て!!あそこ!」


ロビン:「上空に誰かいるわ」


チョッパー:「アイツが砲弾を止めたのか?」


ルフィ:「・・・翼が生えてる・・・」



兵士B:「あれは・・・っ・・・」


兵士A:「珠槇王しゅてんおうがなぜここに・・・」


軍曹A:「珠槇王しゅてんおう!なぜそいつらの味方をするんだ!!」


珠槇王:「味方・・・?私が人間どもの味方をするとでも思っているのか?笑わせるな」


軍曹B:「何が目的だ!!」


スピーカーの声:「亜嬬迷国の軍隊に告ぐ。直ちに攻撃を止めよ」


兵士A:「これは・・・。」


スピーカーの声:「もう一度だけ言う。直ちに攻撃を止めよ」


総官:「攻撃を止めよ」


軍曹A:「総官?!なぜです?侵入者ですよ!なぜ・・・」


総官:「声の主・・わからなかったのか?」


軍曹A:「はい・・・心当たりがありません」


総官:「蒼晶国レイピアこくの国王陛下だ」


軍曹B:「なぜここに・・・」


総官:「蒼晶国の軍隊も近くまで来ている。蒼晶国を敵に回せば、我が国が滅びるのも時間の問題。それに珠
    槇王も絡んできている」


軍曹A:「匂いますね。あいつら・・・・」


総官:「とにかく蒼晶国の言うとおりにしよう、撤退!!」



ゾロ:「軍が引いていくぞ」


ウソップ:「た・・助かったぁ・・・」


サンジ:「そうもいかないみたいだ」


チョッパー:「さっき砲弾を止めたやつだ・・!」


珠槇王:「モンキー・D・ルフィっていうのはお前か?」


ルフィ:「誰だお前ぇ」


ゾロ:「・・・・・・」


珠槇王:「さぁ、誰だろう」


ルフィ:「わけわかんねぇぞ」


珠槇王:「ふっ」


ナミ:「何よ・・やろうってんの!」


珠槇王:「お前たちに危害を加えるつもりはない。」


ルフィ:「・・・・・・・」


珠槇王:「そう警戒しなくてもいい。言っただろう。危害を加えるつもりはない」


ロビン:「一つ聞きたい事があるんだけど、いいかしら」


ナミ:「ちょ・・ロビン!」


珠槇王:「どうぞ。」


ロビン:「ここは偉大なる航路グランドラインではないの?」


珠槇王:「この世界に"グランドライン"という場所は存在しない」


ナミ:「偉大なる航路グランドラインじゃ・・・ない?」


珠槇王:「ここは青海とは遠くかけ離れた世界。時封星だ」


ウソップ:「じふ・・・?」


ルフィ:「何言ってるかさっぱりわかんねぇ」


チョッパー:「偉大なる航路グランドラインじゃないのか?」


ゾロ:「そうみてぇだな」


ロビン:「時封星なんて・・・聞いたことがないわ」


珠槇王:「聞いたことがなくて当たり前だ。ここは、お前たちがいた世界ではないんだから」


ナミ:「どういうこと・・・?」


珠槇王:「この話をするには時間が必要となる。」


サンジ:「時間・・・ね」


珠槇王:「船長、一つ提案があるんだが、聞いてもらえるかな」


ルフィ:「あぁ」


珠槇王:「お前たちがどのようにしてこの世界に来たか、というのを知ってるのは私だけ。そして、元の世界に帰
      る方法を知ってるのも私だけだ。」


ウソップ:「なっ・・・」


珠槇王:「元の世界、“偉大なる航路グランドライン”に帰りたいだろう?」


ナミ:「何が目的?お金?・・・私たちの命?」


珠槇王:「何も取引をしようと言ってるわけじゃない。ただ、選んで欲しいだけだ」


ゾロ:「何をだ」


珠槇王:「私とともに来るか、それとも船を粉々に壊され命を落とすか。・・・どうする?船長」


ルフィ:「・・・・・・・・」


ウソップ:「そんなの・・・アイツの元へ行くのが妥当じゃないか!」


チョッパー:「おれたちを助けてくれたしな」


ゾロ:「罠かもしれねぇんだぞ」


ナミ:「そうね・・・むやみに信用するのも・・・」


ウソップ:「アイツと一緒に行けば、おれたち帰れるかもしれないんだぞ!偉大なる航路グランドラインに!!」


サンジ:「でもここが偉大なる航路グランドラインじゃないという証拠はない」


ロビン:「調べてみない事には何とも言えないわ」


珠槇王:「2つに1つだ。・・・時間がそうあるわけじゃない。ここに長居すれば、死ぬぞ」


ナミ:「時間制限つきなのね」


珠槇王:「お前たちがどう言おうと勝手だが、最終的に決めるのは船長だ」


ルフィ:「・・・・・・・・」


珠槇王:―――――・・・さぁ、どうする。モンキー・D・ルフィ
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